弟子たちの魂を堅固にし、その信仰にとどまるよう彼らに勧め:回復訳聖書と他の日本語訳との比較(159)

魂(複数形)(ψυχὰς<psychas>)―使徒14:22

【回復訳】 使徒14:22 弟子たちのを堅固にし、その信仰にとどまるよう彼らに勧め、「わたしたちが神の王国に入るためには、多くの患難を経なければならない」と言った。

他の日本語訳は「psychas」を「心」と訳すか、省略しています。 日本語訳聖書の比較はこちらのサイトから参照いただけます。

ギリシャ語

ἐπιστηρίζοντες τὰς ψυχὰς τῶν μαθητῶν, παρακαλοῦντες ἐμμένειν τῇ πίστει, καὶ ὅτι διὰ πολλῶν θλίψεων δεῖ ἡμᾶς εἰσελθεῖν εἰς τὴν βασιλείαν τοῦ Θεοῦ.(Nestle 1904)

Strong's Concordance
psuché: breath, the soul
Original Word: ψυχή, ῆς, ἡ
Part of Speech: Noun, Feminine
Transliteration: psuché
Phonetic Spelling: (psoo-khay')
Definition: breath, the soul
Usage: (a) the vital breath, breath of life, (b) the human soul, (c) the soul as the seat of affections and will, (d) the self, (e) a human person, an individual.

こちらのサイトを引用させて頂きました:Bible Hub

解説

『人の魂は、思い、感情、意志から成っています。弟子たちの魂を堅固にするとは、彼らを以下のことで堅固にすることです。(1) 彼らの思いにおいて。これは、彼らが主と主についての事柄を知り、理解するためです(Ⅰコリント2:16.ピリピ3:10)。(2) 彼らの感情において。これは、彼らが主を愛し、主の権益に対する心を持つためです(マルコ12:30.ローマ16:4)。(3) 彼らの意志において。これは、彼らが強くなって、主と共にとどまり、主を喜ばせる事柄を行なうためです(11:23.コロサイ1:10.Ⅰテサロニケ4:1)。』(回復訳聖書 使徒14:22フットノート1

補足

弟子たちの魂を堅固にする

使徒行伝第14章22節は、パウロとバルナバが「弟子たちの魂を堅固にしその信仰にとどまるよう彼らに勧め、『わたしたちが神の王国に入るためには、多くの患難を経なければならない』と言った」と言っています。ここでの彼らの関心は弟子たちの霊に対してではなく彼らの魂に対してでした。人の魂は人の思い、感情、意志から成っています。弟子たちの魂を堅固にするとは、彼らの思いにおいて堅固にして、彼らが主と彼についての事柄を知り理解するようにし(Iコリント2:16、ピリピ3:10)。感情において堅固にして、彼らが主を愛し、主の権益のために心を持つようにし(マルコ12:30、ローマ16:4)、意志において堅固にして、彼らが強くなって主と共にとどまり、主を喜ばせる事柄を行なうように(使徒11:23、コロサイ1:10、Iテサロニケ4:1)することです。ですから、弟子たちの魂を堅固にするとは、彼らの思い、感情、意志において彼らを堅固にすることです。

(新約ライフスタディ使徒行伝(二)82-83ページ)

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