アブラハムが無割礼の時に持っていた信仰の足跡にしたがって歩く者たちにも、割礼の父となる(175)

歩く(στοιχοῦσιν<stoichousin>)―ローマ4:12

【回復訳】 ローマ4:12 そして割礼の者たちにだけでなく、わたしたちの父アブラハムが無割礼の時に持っていた信仰の足跡にしたがって歩く者たちにも、割礼の父となるためです。

岩波訳、新改訳は「stoichousin」を回復訳聖書と同じく「歩く」と訳しています。口語訳、塚本訳は「踏む」と訳しています。その他の聖書は「stoichousin」を訳さず無視しています。日本語訳聖書の比較はこちらのサイトから参照いただけます。

ギリシャ語

καὶ πατέρα περιτομῆς τοῖς οὐκ ἐκ περιτομῆς μόνον ἀλλὰ καὶ τοῖς στοιχοῦσιν τοῖς ἴχνεσιν τῆς ἐν ἀκροβυστίᾳ πίστεως τοῦ πατρὸς ἡμῶν Ἀβραάμ.(Nestle 1904)

Strong's Concordance
stoicheó: to be in rows, fig. to walk by rule
Original Word: στοιχέω
Part of Speech: Verb
Transliteration: stoicheó
Phonetic Spelling: (stoy-kheh'-o)
Definition: to be in rows, to walk by rule
Usage: I walk in, walk by.

こちらのサイトを引用させて頂きました:Bible Hub

解説

『ギリシャ語は、「規定された、確定的な方法で歩く」ことを意味します(参照、ガラテヤ5:25のノート2とピリピ3:16のノート4)。ここでは、信仰の基本原則に沿って(それを順守して)、その足跡を歩くことを言っています。人がもしアブラハムの信仰の足跡を歩くなら、アブラハムは彼にとって割礼の父となり、この人は、自分自身にではなく神に信頼する生活の中に入ります。その結果、彼は主観的に義とされ、こうして神の真の相続人となるのです。』(回復訳聖書 ローマ4:12フットノート1

補足

『文字どおりには、規則にしたがって歩く。ギリシャ語は、「原則を順守する」、「原則にしたがって歩く」ことを意味します。ですから、路線の中を歩く、足並みをそろえて軍列の中で行進する、歩調を合わせる、そこから派生して、秩序をもって、規律よく歩く、という意味です(参照、6:16.使徒21:24.ローマ4:12とノート.ピリピ3:16とノート4)。
 16節の歩みとこの節の歩みはいずれもその霊により、その霊によって規制されます。前者は一般的な、日ごとの歩みです。後者は、神の唯一の目標を、生活の方向と目的とする歩みであり、その霊を基本的な原則、基礎的な規範として従う歩みです。そのような歩みは、新創造の中を生きることによって(6:16とノート2)、キリストを獲得するために彼を追い求めることによって(ピリピ3:12とノート)、召会生活を実行することによって(ローマ12:1-5.エペソ4:1-16)推し進められます。こうして、召会のための神の意図は、キリストにあって成就されるのです。』(ガラテヤ5:25フットノート2)

『ギリシャ語は「ストイケオ」(stoi-cheo)、整然と歩く、という意味です。「ステイコー」(steicho)から派生して、「正規に整列する」、「軍隊の中で行進する」、「歩調を合わせる」、「徳と敬虔に一致する」、という意味になります(ローマ4:12.ガラテヤ5:25.6:16でも使われている)。それは17、18節の「歩く」という言葉とは異なります。17、18節の「歩く」は「生活する」、「振る舞う」、「携わる」、「歩き回る」ことを意味します(ローマ6:4.8:4.13:13.Ⅰコリント3:3.ガラテヤ5:16.エペソ4:1、17でも使われている)。16節のこの言葉によって使徒は、わたしたちが到達したところ、到達した状態にしたがって、同じ規範によって、同じ路線の中で、同じ進路の中で、同じ足跡において歩き、生活を整えることを命じました。わたしたちはみな、霊的生活においてどのような状態に到達したとしても、使徒が行なったように、同じ規範によって、同じ進路の中で、歩かなければなりません。すなわち、上に召された神の賞として、極みまでキリストを獲得するために、目標に向かってキリストを追い求めなければなりません(参照、ガラテヤ5:25のノート2)。』(ピリピ3:16フットノート4)

無料聖書進呈をご希望の方はこちらからどうぞ

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事
祈り読みによって、わたしたちは神のみこころを理解するだけでなく、聖書の内容の実際、すなわち神ご自身を享受することができる「叫び求めます…待ち望みます」「神の言葉を、すべての祈りと願い求めによって受け取りなさい」:聖書の重要な真理【聖書を読む】(41)
聖書の重要な真理【聖書を読む】
祈り読みによって、わたしたちは神のみこころを理解するだけでなく、聖書の内容の実際、すなわち神ご自身を享受することができる「叫び求めます…待ち望みます」「神の言葉を、すべての祈りと願い求めによって受け取りなさい」:聖書の重要な真理【聖書を読む】(41)
どのように聖書を読むか【祈りを加える】:「叫び求めます…‥待ち望みます」(詩119:147) 詩篇119:147 わたしは夜明けに先立って目...