わたしはある(ἐγώ εἰμι<egō eimi>―ヨハネ8:24)
【回復訳】 だから、あなたがたは自分の罪の内に死ぬと、わたしは言ったのである.あなたがたは、『わたしはある』を信じないなら、自分の罪の内に死ぬ」。
新共同訳は回復訳聖書と同じく「egō eimi」を「わたしはある」と訳しています。その他、主だった日本語訳聖書では「egō eimi」を「そういう者である」、「わたし」、「私が〔それ〕である」などと訳しています。聖書をお持ちの方は、お手元の聖書と比較してみてください。
ギリシャ語
εἶπον οὖν ὑμῖν ὅτι ἀποθανεῖσθε ἐν ταῖς ἁμαρτίαις ὑμῶν· ἐὰν γὰρ μὴ πιστεύσητε ὅτι ἐγώ εἰμι, ἀποθανεῖσθε ἐν ταῖς ἁμαρτίαις ὑμῶν.(Nestle 1904)
Strong's Concordance
egó: I (only expressed when emphatic)
Original Word: ἐγώ
Part of Speech: Personal Pronoun
Transliteration: egó
Phonetic Spelling: (eg-o')
Definition: I (only expressed when emphatic)
Usage: I, the first-person pronoun.
eimi: I exist, I am
Original Word: εἰμί
Part of Speech: Verb
Transliteration: eimi
Phonetic Spelling: (i-mee')
Definition: I exist, I am
Usage: I am, exist.
解説
『「わたしはある」(ヨハネ8章28、58節)は、エホバの御名の意味です(出3:14)。エホバは神の御名であって(創2:7)、彼は今おられ、昔おられ、やがて来ようとしておられる方、自ら存在し、永遠に存在する方です(啓1:4.出3:14-15)。この御名は、神と人との関係を語る時に用いられています。ですから、それは主が永遠に存在する神であって、人と関係を持つ方であることを示します。だれでも主がこのような神であることを信じない者は、自分の罪の内に死にます。』(ヨハネ8:24フットノート2)