へと( εἰς <eis>―IIペテロ1:8)
【回復訳】 なぜなら、これらの事柄はあなたがたの中に存在し、またあふれていて、あなたがたを怠惰で実を結ばない者に構成するのではなく、わたしたちの主イエス・キリストを知る全き認識へと至らせるからです。
主だった日本語訳聖書では「eis」を「について」、「点で」、「ように」などと訳しています。聖書をお持ちの方は、お手元の聖書と比較してみてください。
ギリシャ語
ταῦτα γὰρ ὑμῖν ὑπάρχοντα καὶ πλεονάζοντα οὐκ ἀργοὺς οὐδὲ ἀκάρπους καθίστησιν εἰς τὴν τοῦ Κυρίου ἡμῶν Ἰησοῦ Χριστοῦ ἐπίγνωσιν·
Strong's Concordance
eis: to or into (indicating the point reached or entered, of place, time, fig. purpose, result)
Original Word: εἰς
Part of Speech: Preposition
Transliteration: eis
Phonetic Spelling: (ice)
Definition: to or into (indicating the point reached or entered, of place, time, purpose, result)
Usage: into, in, unto, to, upon, towards, for, among.
解説
『その霊的な美徳の要素の構成は、多くの段階で前進していき、わたしたちの主イエス・キリストを知る全き認識へと、三一の神のすべてを含む具体化の全き認識へと向かいます。この箇所の御言では、命の経験と霊的認識に関して、三つの前置詞が使われています。すなわち、2節では認識の領域を言う「の中で」、3節では認識の経路を言う「を通して」、8節では目標として目ざす認識を言う「へと」です。』(IIペテロ1:8のフットノート7)