聖なる祭司の体系となって:回復訳聖書と他の日本語訳との比較(26)

聖なる祭司の体系( ἱεράτευμα ἅγιον ―Iペテロ2:5)

【回復訳】 あなたがた自身も生ける石として、霊の家に建造されていきながら、聖なる祭司の体系となって、イエス・キリストを通して、神に受け入れられる霊のいけにえをささげなさい。
【KG訳】 この主のみもとにきて、あなたがたも、それぞれ生ける石となって、霊の家に築き上げられ、聖なる祭司となって、イエス・キリストにより、神によろこばれる霊のいけにえを、ささげなさい。
【SK訳】 あなたがたも生ける石として、霊の家に築き上げられなさい。そして、聖なる祭司として、イエス・キリストを通して、神に喜ばれる霊のいけにえをささげなさい。
【SKD訳】 あなたがた自身も生きた石として用いられ、霊的な家に造り上げられるようにしなさい。そして聖なる祭司となって神に喜ばれる霊的ないけにえを、イエス・キリストを通して献げなさい。

ギリシャ語

καὶ αὐτοὶ ὡς λίθοι ζῶντες οἰκοδομεῖσθε οἶκος πνευματικὸς εἰς ἱεράτευμα ἅγιον, ἀνενέγκαι πνευματικὰς θυσίας εὐπροσδέκτους Θεῷ διὰ Ἰησοῦ Χριστοῦ.

解説

「聖なる祭司の体系は、霊の家です。新約聖書には三つのギリシャ語が、祭司に関して用いられています。一つはヒエロスネ(hierosune)で、ヘブル人への手紙第7章12節にあるように、祭司の務めのことを言います。もう一つはヒエラテイア(hierateia)で、ヘブル人への手紙第7章5節にあるように、祭司の奉仕のことを言います。さらにもう一つはヒエラテウマ(hierateuma)で、この節と9節にあるように、祭司の集合、祭司の団体、祭司の体系のことを言います。組み合わされた祭司の団体が、建造された霊の家です。ペテロは彼の二つの手紙を召会にあてたのではなく、この節で信者たちの団体的生活を強調するのに「召会」という言葉を用いていませんが、「霊の家」また「聖なる祭司の体系」という用語を用いて、召会生活を示しました。神の目的を成就し、その願いを満たし得るのは、個人的な霊の生活ではなく、団体的な霊の生活です。神は彼の住まいのための霊の家、彼の奉仕のための祭司の一団、祭司の体系を求めておられます。組み合わされた信者の団体的奉仕に関するペテロの見解は、ローマ人への手紙第12章でのパウロと同じです。この奉仕は、霊の生活の三つの重要な段階から出てきます。それは、新しく生まれること(2節前半)、キリストで養われて命の中で成長すること(2節後半)、信者たちと共に建造されることです。」(Iペテロ2:5のフットノート7)。

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