呼び求める(ἐπικαλέω<epikaleó>)―使徒9:14
【回復訳】 使徒9:14 そして、彼はここでも祭司長たちから権限を受けて、あなたの御名を呼び求めるすべての者を縛ろうとしているのです」。
他の日本語訳は「epikaleó」を「呼ぶ」と訳しています。 日本語訳聖書の比較はこちらのサイトから参照いただけます。
ギリシャ語
καὶ ὧδε ἔχει ἐξουσίαν παρὰ τῶν ἀρχιερέων δῆσαι πάντας τοὺς ἐπικαλουμένους τὸ ὄνομά σου.(Nestle 1904)
Strong's Concordance
epikaleó: to call upon
Original Word: ἐπικαλέω
Part of Speech: Verb
Transliteration: epikaleó
Phonetic Spelling: (ep-ee-kal-eh'-om-ahee)
Definition: to call upon
Usage: (a) I call (name) by a supplementary (additional, alternative) name, (b) mid: I call upon, appeal to, address.
Strong's Concordance
epi: on, upon
Original Word: ἐπί
Part of Speech: Preposition
Transliteration: epi
Phonetic Spelling: (ep-ee')
Definition: on, upon
Usage: on, to, against, on the basis of, at.
Strong's Concordance
kaleó: to call
Original Word: καλέω
Part of Speech: Verb
Transliteration: kaleó
Phonetic Spelling: (kal-eh'-o)
Definition: to call
Usage: (a) I call, summon, invite, (b) I call, name.
解説
『初期のころ、主の御名を呼び求めることが、主に従う者たちのしるしであったことを示しています(Ⅰコリント1:2)。この呼び求めることは、人に聞こえるものであったに違いありません。ですから、それはしるしとなったのです。』(回復訳聖書 使徒9:14フットノート1)
補足
『…わたしたちキリストを信じる者が、すべてを含むキリストと、彼が成就し、到達し、獲得したすべてにあずかり、彼を享受するために、主の御名を呼び求めることは絶対に必要です(Ⅰコリント1:2)。神の新約エコノミーの中で、これは、わたしたちの完全な救いのために、わたしたちが手順を経た三一の神を享受することができる主要な実行です(ローマ10:10-13)。初期の信者たちは、これを至る所で実行し(Ⅰコリント1:2)、未信者たち、特に迫害者たちには、キリストを信じる者たちの目立つしるしとなりました(9:14、21)。ステパノは迫害を受けた時、主の御名を呼び求めました(7:59)。その実行は、彼を迫害したサウロに強い印象を与えたことでしょう(7:58-60.22:20)。やがて不信のサウロは、彼らが主の御名を呼び求めたことをしるしとして、信者たちを迫害しました(9:14、21)。サウロが主に捕らえられた直後、彼をキリストのからだの交わりへともたらしたアナニヤは、主の御名を呼び求めてバプテスマされ、そのように呼び求める者となったことを人に示すようにと、彼に命じました。テモテへの第二の手紙第2章22節で、パウロはテモテにあてた言葉の中で、初期には主を追い求める者たちがすべて、そのように呼び求めるのを実行したことを示しました。パウロが若い同労者テモテに同じことを行なうよう命じたのですから、疑いもなくテモテもこれを実行した一人でした。それは、テモテが彼と同じように主を享受するためでした。
「呼び求める」のギリシャ語の言葉は、「上に」と「(名を)呼ぶ」から成っています。こうして、それは聞こえるように叫び、ステパノが行なったように、大声でさえ呼ぶことです(7:59-60)。』(回復訳聖書 使徒2:21フットノート1抜粋)