中へと(εἰς<eis>)―使徒10:43
【回復訳】 使徒10:43 すべての預言者は、この方について、彼の中へと信じる者はすべて、彼の御名を通して罪の赦しを受けると証ししています」。
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ギリシャ語
τούτῳ πάντες οἱ προφῆται μαρτυροῦσιν, ἄφεσιν ἁμαρτιῶν λαβεῖν διὰ τοῦ ὀνόματος αὐτοῦ πάντα τὸν πιστεύοντα εἰς αὐτόν.(Nestle 1904)
Strong's Concordance
eis: to or into (indicating the point reached or entered, of place, time, fig. purpose, result)
Original Word: εἰς
Part of Speech: Preposition
Transliteration: eis
Phonetic Spelling: (ice)
Definition: to or into (indicating the point reached or entered, of place, time, purpose, result)
Usage: into, in, unto, to, upon, towards, for, among.
解説
『主の中へと信じるとは、彼を信じること(6:30)とは異なります。彼を信じるとは、彼が真実であり、実際であると信じることです。しかし彼の中へと信じるとは、彼を受け入れて、彼と一つに結び付けられることです。前者は客観的に事実を認識することであり、後者は主観的に命を受け入れることです。』(回復訳聖書ヨハネ3:16フットノート2)
補足
使徒10:43の「罪の赦し」について:『罪は、原文は複数。これは、コルネリオが神を畏れ、義を行ない、彼の祈りと施しが神に受け入れられていたとはいえ、彼はなおも贖い主キリストを信じることを通して、神に罪を赦していただく必要があったことを証明します(参照、4節のノート1と35節のノート1)。』(回復訳聖書 使徒10:43フットノート1)