魂の命(ψυχὴ<psuché>―マタイ10:39.16:25-26.マルコ8:35-37.ルカ9:24.14:26.17:33.ヨハネ12:25.啓12:11)
(回復訳)自分の魂の命を見いだす者はそれを失い、わたしのために自分の魂の命を失う者はそれを見いだす。
主だった日本語訳聖書では「psuché」を「命(いのち)」と訳しています。聖書をお持ちの方は、お手元の聖書と比較してみてください。
ギリシャ語
ὁ εὑρὼν τὴν ψυχὴν αὐτοῦ ἀπολέσει αὐτήν, καὶ ὁ ἀπολέσας τὴν ψυχὴν αὐτοῦ ἕνεκεν ἐμοῦ εὑρήσει αὐτήν.
Strong's Concordance
psuché: breath, the soul
Original Word: ψυχή, ῆς, ἡ
Part of Speech: Noun, Feminine
Transliteration: psuché
Phonetic Spelling: (psoo-khay')
Definition: breath, the soul
Usage: (a) the vital breath, breath of life, (b) the human soul, (c) the soul as the seat of affections and will, (d) the self, (e) a human person, an individual.
解説
「魂の命を見いだすとは、魂に享受を持たせ、苦しみを逃れることです。魂の命を失うとは、魂に享受を失わせ、それによって苦しむことです。もし天の王に従う者たちがこの時代に、彼らの魂に享受を持たせるなら、来たるべき王国時代に、彼らの魂に享受を失わせることになります。彼らが王のために、この時代に魂に享受を失わせるなら、来たるべき王国時代に、魂に享受を得させます。すなわち、地を支配することで、王の喜びにあずかります(マタイ25:21、23)」(マタイ10:39のフットノート1)。
「ルカによる福音書第9章24節から25節で、『魂の命』が『自分』に置き換えられているのは、わたしたちの魂の命がわたしたち自身であることを示しています」(マタイ16:26のフットノート1)。