彼が来ると、罪について、義について、裁きについて、世の人に自らを責めさせるであろう:回復訳聖書と他の日本語訳との比較(118)

世の人(κόσμος<kosmos>)―ヨハネ16:8

【回復訳】 彼が来ると、罪について、義について、裁きについて、世の人に自らを責めさせるであろう.

ここの「kosmos」を口語訳は回復訳聖書と同じく「世の人」と訳しています。その他の日本語訳聖書は「世」と訳しています。日本語訳聖書の比較はこちらのサイトから参照いただけます。

ギリシャ語

καὶ ἐλθὼν ἐκεῖνος ἐλέγξει τὸν κόσμον περὶ ἁμαρτίας καὶ περὶ δικαιοσύνης καὶ περὶ κρίσεως·(Nestle 1904)

Strong's Concordance
kosmos: order, the world
Original Word: κόσμος, ου, ὁ
Part of Speech: Noun, Masculine
Transliteration: kosmos
Phonetic Spelling: (kos'-mos)
Definition: order, the world
Usage: the world, universe; worldly affairs; the inhabitants of the world; adornment.

こちらのサイトを引用させて頂きました:Bible Hub

解説

『自らを責めさせるとは、非難する、罪定めする、人に自分自身を責めさせることを意味します。』(ヨハネ16:8フットノート1

『罪はアダムを通して入って来ました(ローマ5:12)。義は復活されたキリストです(10節Ⅰコリント1:30)。裁きは、罪の創始者また源である(8:44)サタンに対してです(11節)。わたしたちはアダムにあって罪から生まれました。罪から解放される唯一の道は、神の御子キリストの中へと信じることです(9節)。わたしたちが彼の中へと信じるなら、彼はわたしたちに義となられ、わたしたちは彼にあって義とされます(ローマ3:244:25)。もしアダムにある罪を悔い改めず、神の御子キリストの中へと信じないなら、わたしたちは罪の中にとどまり、永遠にわたるサタンの裁きを受けます(マタイ25:41)。これらは福音の要点です。その霊はこれらの点について、世の人に自らを責めさせます。』(ヨハネ16:8フットノート2

補足

ヨハネ3:16 神はそのひとり子を賜わったほどに、世の人を愛された.それは、彼の中へと信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を持つためである。

ここの世の人は、原文はこの世と同じ言葉で、罪深い、堕落した、この世を構成する人々のことを言います。彼らには罪があるだけでなく、年を経た蛇である悪魔の毒素もあります。ですから、彼らは蛇となりました。彼らには、蛇の形で、彼らのために死に、彼らの身代わりとして、神によって裁かれるキリストが必要でした(14節)。そうでないと、彼らは滅びます(16節)。人は徹底的に堕落しましたが、神はなおも彼らを、彼ご自身である神聖な愛をもって愛しておられます(Ⅰヨハネ4:816)。なぜなら彼らは、神によって、神ご自身のかたちにしたがって、神を入れる器として造られたからです(創1:26.ローマ9:21前半、23)。さらに、神はそんなにも人を愛して、ご自身の表現である彼のひとり子を彼らに与えられました。それは、彼らが神の永遠の命を得て、彼の多くの子たちとなり、彼の団体の表現となって、神の永遠の新約エコノミーを成就するためです。ですから、神はまず彼の霊によって彼らを再生し(3-6節)、彼らに神の永遠の命を得させられました(15-16、36節前半)。次に神は、彼らをご自身の無限の霊で満たされます(34節)。それは彼らが、すべての上にあり、すべてを含むキリストの花嫁(31-35節)、すなわち彼の増し加わりと豊満になるためです(28-30節)。』(ヨハネ3:16フットノート1

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