聖書の起源:「神の言葉」(ヨハネ8:47)
ヨハネ8:47 神から出た者は神の言葉を聞く.あなたがたがそれを聞かないのは、あなたがたが神から出た者ではないからである」。
この節で主イエスは、ご自分が語られた言葉は神の言葉であると明白に述べられました。
聖書の起源:「聖霊は、あなたがたにすべての事を教え、またわたしがあなたがたに言ったすべての事を思い起こさせてくださる」(ヨハネ14:26)
ヨハネ14:26 しかし慰め主、すなわち、父がわたしの名の中で遣わされる聖霊は、あなたがたにすべての事を教え、またわたしがあなたがたに言ったすべての事を思い起こさせてくださる。
主イエスが弟子たちから去っていくことを語られたとき、彼は聖霊が来て、弟子たちに教え、また彼らに言った事を思い起こさせてくださると預言しました。この言葉は聖霊が下って来て、弟子たちに霊感を与え、新約聖書を書かせたことを示しています。新約聖書の各書は聖霊からであり、それらには神聖な権威があります。
聖書の起源:「霊が…明らかにする」(ヨハネ16:13)
ヨハネ16:13 しかし彼、すなわち実際の霊が来る時、あなたがたをすべての実際へと導く.なぜなら、彼は自分から語るのではなく、彼が聞くことを語り、来たるべき事をあなたがたに明らかにするからである。
この節の主の言葉は、その霊が弟子たちに明らかにしたことを彼らが語り、書いたことを示しています。昇天の後、主の弟子たちによって書かれた新約聖書の各書は、聖霊の啓示から来たものです。これはそれらの神聖な権威を認めることです。
聖書は神が人に書くよう命じられた言葉です(出34:27)。それは聖霊によって霊感を与えられた人たちを通しての、神の霊の語りかけです(サムエル下23:2、マルコ12:36)。旧約聖書は神の命じられたことにしたがって、預言者たちによって語られた神の言葉です(エレミヤ1:7)。それは祭司たちが受けた神の言葉であり(エゼキエル1:3)、預言者たちを通しての神の霊の語りかけです(ゼカリヤ7:7、使徒3:18、28:25、ローマ1:2、Iペテロ1:10-12)。新約聖書は主イエスの中で神によって語られた言葉であり(ヨハネ14:10)、聖霊によって明らかにされた言葉であり、それから使徒たちによって書かれた言葉です(Iコリント2:13)。使徒たちに対する聖霊の言葉は旧約聖書の言葉と同じ神聖な地位を持っています(IIペテロ3:15-16)。ですから、聖書全体の言葉は神からです。すべての言葉、文章、一点一画(マタイ5:18)は神によって啓示されました。わたしたちは聖書に何かを加えたり、何かを取り除いたりしてはなりません(啓22:18-19)。