永遠の命は、聖書における大きな題目であり、神がご自身の救いの中でわたしたちに与えてくださる最大の祝福です。永遠の命を得ることと永遠の命の祝福を享受することは、三つの異なる時期に分けられます。第一の時期はこの時代において永遠の命を得ることとかかわりがあり、第二の時期は来たるべき時代において永遠の命を得ることとかかわりがあり、第三の時期は永遠において永遠の命を享受することとかかわりがあります。もしわたしたちが永遠の命について聖書が言っていることを調べるときに、この三つの時期を区別しないなら、わたしたちははっきりしないでしょう。
この時代において永遠の命を得る
この時代において永遠の命を得るのは、わたしたちが信じたときです。わたしたちはこの時代において主を信じたとき、永遠の命を得ます。わたしたちはそれを得るために、次の時代、あるいは永遠を待つ必要はありません。
【永遠の命は神の命である】 :「初めから存在したもの」(Ⅰヨハネ1:1)
Ⅰヨハネ1:1 初めから存在したもの、わたしたちが聞いたもの、わたしたちの目で見たもの、わたしたちが見つめ、またわたしたちの手で触ったもの、すなわち命の言について
多くの人は、永遠の命が永遠における祝福とかかわりがあると誤解し、また考えています。実は、聖書は永遠の命が永遠における祝福ではないことを示しています。むしろ、それは永遠に属する命です。この永遠の命は初めから存在したものです。神の命だけが初めから存在しました。ですから、永遠の命とはまさに神の命であり、宇宙と時間が始まる前から存在していました。
【永遠の命は神の命である】 :「この永遠の命は御父と共にいましたが、わたしたちに現れたのです」(Ⅰヨハネ1:2)
Ⅰヨハネ1:2 (この命が現れました.わたしたちはこの永遠の命を見たので、あなたがたに証しをし、また伝えています.この永遠の命は御父と共にいましたが、わたしたちに現れたのです).
永遠の命は神の命です。なぜなら、神は永遠であるからです。聖書の中で「永遠」とは、初めがなく終わりがないことを意味します。神は永遠であって、初めがなく終わりがないので、神の命も永遠であって、初めがなく終わりがありません。初めがなく終わりがない神の命は、永遠の命です。